2014年3月22日土曜日

Krakenでのbitcoin購入方法

Krakenでのbitcoin購入方法を解説します。身元証明書類の送信なしでいけます。まずhttps://www.kraken.com/で”Sign Up”からアカウントを作成。”Get Verified”の”Tier1”で氏名、生年月日、国、電話番号を入力。次に”Tier2”で住所を入力。認証はすぐ終わり、一日2000ドル、一ヶ月10000ドルまで取引可能になる。

次に、”Funding”の”Deposit”より”Euro(EUR)”を選択。”Deposit Method”より”Fidor Bank AG (SEPA)”を表示。内容をメモして郵便局へ行く。窓口で身元証明が求められるので免許証、パスポートなどを持っていく。

郵便局窓口で「ドイツに国際送金したいので用紙をください」と言う。住所等は指定の欄に、口座番号→”IBAN”、銀行コード→”BIC”、通信文→”Reference”の内容を記入。支店名は不要。送金目的は「投資商品の購入のため」などと書けばよい。

書類に何か不備があれば電話がかかってくるので対応する。数日〜一週間くらいで振込が完了し、”Deposit”に反映される。”Trade”の”New Order”からBitcoinを買い、”Withdraw”の”Bitcoin(XBT)”より自分のアドレスに送金して完了。

注意点としては、ゆうちょ側で2500円、Kraken側で5ユーロの手数料がかかる。手数料は額によらないので、まとめ買いしたほうが得。ただしMt.Goxの例からわかるように、額が大きければその分何かあった場合のリスクも大きくなることには注意。

ちなみにKrakenではLitecoin, Ripple, Namecoin, Ven, Dogecoinも購入可能。

ユーロやドル建てでゆうちょ口座への出金も”Withdraw"よりできるはずだけど、未確認。

2014年3月4日火曜日

ネットの脱中心化・分散化技術についてのワークショップ資料(2014/02/28)

先日、某所でワークショップを行いました。第2回以降も企画中です。
呼びかけ文と資料を掲載しておきます。

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脱中心化技術について学ぶワークショップ

インターネットはもともと、中心をもたない水平的なネットワークとして構想されました。しかしその現状は明らかに中央集権的なものです。多くの人々が検索やメールサービスその他をGoogleに依存し、オンライン上での人間関係をFacebookやtwitterなどの巨大SNSで築いています。便利なのでDropboxに大量の重要な書類やプライベートなデータを置いている人も多いでしょう。買い物はなんでもAmazonで済ませ、お金のやりとりはクレジットカードか巨大銀行のオンラインバンキングサービスかPaypalで行う・・・。ネット黎明期からは考えられないほど、人々の生活はこれら一握りの巨大企業に依存するようになっています。

こうした状況はきわめて危ういものです。自分のデータを自分で管理する自由が失われるからです。たとえばGoogleやFacebookは人々の個人情報を加工して売ることで収入としています。一企業の失態や気まぐれで自分のデータが失われたり、利用されてしまう危険性が常に存在します。さらに、人々の私生活に関わる大量のデータを少数の企業が保持している状況は、国家からの監視統制に対しても脆弱です。実際、2013年の合州国NSA職員エドワード・スノーデンによる暴露は、Google、Yahoo、Microsoft、FacebookがNSAによる監視に協力していることを明らかにしました。

これらの情勢のもと、現在、インターネットを脱中心化しようという無数の試みが行われつつあります。それは情報やその流通を国家や大企業の手から、ふたたび人々の手に取り戻そうという取り組みにほかなりません。分散データベースを利用したデジタル通貨であるBitcoin、それを利用した検閲不能でサーバ不要のメッセージサービスであるBitmessage、分散SNSのtwister、無限のディスク容量を無数の人々と共有できるBittorrentSync・・・これらはそのごく一部ですが、それぞれに大きな魅力をはらんでいます。それは水平的な共有がもつ本質的な歓びであるのかもしれません。

これらの技術について学び、共有し、参与していくためのワークショップを企画します。あらゆる人の参加を歓迎します。